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舞台俳優のいちファンの観劇記録ブログ

魔界転生①:魔界転生を観てほしい&観ようか迷っている人へ

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 22日お昼、2回目の魔界転生を観てきました。前回は3階からの眺めでしたが、今回は1階のかなり前の方だったので見え方も感じ方もだいぶ違っていたように思います。

 不思議なもので観に行かない日も1日1回は魔界のこと(というか主に田宮坊太郎のこと)を考えていて、あそこはああだったなあとかあの場面はどうだったかとか記憶を反芻してしまいます。髑髏城以来のお祭り感でなんだかとても毎日が楽しいです 笑

 まだまだ観に行きたいけどスケジュール的にこれが最後かな…!という気がするので、せめてまだ一度も観ていない方に届けばとアップします。ネタバレは特に配慮していませんが、原作自体も有名なのとすでに開幕から1ヶ月以上が経っているので注意書きなく文中に書きます。ネタバレを見たからといって作品の面白さが減るということはないと思います! 

 私の今回の目的は田宮坊太郎/玉城裕規さんがメインでしたが、今年共演の多い村井良大さんや松田凌さん、青春ディスカバリーフィルムで舞台挨拶を拝見した丸山敦史さん、お名前はずっと伺っていた木村達成さんといった方々に加え、私の世代では誰もが知っている溝端淳平さん・松平健さんも楽しみでした。浅野ゆう子さんもテレビで拝見したことがあり、舞台ではどんな演技をされるのだろうとキャスト発表時から錚々たる顔ぶれにワクワク続きの作品です。

 そして演出の堤幸彦さんは、私が小学校から中学校にかけて熱中していたドラマ『TRICK』の監督をされていた方という。こんな風にまた作品に触れることができるなんて夢にも思わず一瞬何が書いてあるかわかりませんでした。未だに山田奈緒子TRICKも大好きです🐣

 

 

魔界転生 in明治座

 さて、『魔界転生』は本番前から全国ネットやテレビ東京「東京暇人」等で宣伝番組が組まれ稽古場のセットや立ち回りが公演前から垣間見ることのできる作品でした。正直セットに関してはステージアラウンドの髑髏城を上回るような舞台はないと思っていたのですが、巨大かつぐるぐる動く仕掛けに感服してしまいました。フライングやエアリアルといった派手な仕掛けも惜しみなく使われていて、まさにスペクタクルという感じです。

 ステアラは私たち客席を回すことで場面転換を見せていましたが、魔界ではその代わりに全面スクリーンでセットを隠して回す仕組み。思えば髑髏城にも視界いっぱいの画面はあったわけで、なんとなく感覚が近い理由がわかる気がします。

 相当広いはずの舞台上で隙間のないほど敵味方入り乱れての戦闘は迫力が凄まじく、正直こんなに人数がいたんだっけと思うくらいでした。3階からだと舞台の奥までしっかり見えるので、フラットで見るのとはまた違った奥行きがあっておもしろいです。あちこちでいろんな戦い方をしているのも見えますし。1階だとどうしてもセットの影になってしまう部分があるので、全てを見渡したいなら2階か3階がいいと思います。たぶん映像やプロジェクションマッピングを適切に見たいなら2階正面が一番見やすいんじゃないでしょうか?座っていないので推測ですがセットもしっかり上の面まで見渡せそうです。通路演出も舞台に近い側がメインなので見落とすことはないと思います。

 プロジェクションマッピングはシーンごとに薄いスクリーンを降ろして映写する方式でしたが、角度によってかなり見やすさが変わります。左右からだと特に髪切丸が若干頭の中で補う感じになるので、人によってはモヤっと感じるかもしれません。今のところ3階の上手サブセンター、1階の下手サブセンターで観劇しましたが輪っかが四郎に被って見えたことはほとんどなかったと思います。明治座では1階席の傾斜がゆるやかなので、1桁列前半だと中央のセットで後ろのスクリーン中心部はほぼ見えませんでした。字幕も読みにくかったので2回目以降の人向けな気がします。もしこれから初めて購入される方がいたら、1階センターブロックの10列目以降か2階席中央寄りをオススメします。

 1階席の補足ですが、舞台面との高さの差はほとんど感じませんでした。平面であれば舞台の奥までちゃんと見渡せます。4時間近い作品ですが、見上げている感覚がないので首は全然痛くないです。サンシャイン劇場の2列目とか3列目だともう舞台際まで出てこられるとずっと上を見ている感覚ですが、明治座はちゃんと前を向いたまま観られます。それでもしっかり近かったので大満足です。

 

魔界転生の世界観

 物語は天草一揆からはじまり、サクサクと年月が経過して最終的に約10年の出来事が描かれます。ナレーションで数年飛んだりするので間延びした感じは全くありません。むしろかなりテンポよく展開していてそんなに長期間の話だと言うほうが驚きます。

 私は歴史的な背景は高校までの日本史の知識程度しかありませんが、それでも特に困ることはありませんでした。魔界衆や柳生家の人々は史実を知らなくとも名前とどんな人かが劇中でわかれば楽しむぶんには問題ないかなという印象です。もちろん、それぞれの人物の知識があればより楽しめるとは思います。

 時代劇調だと口調が仰々しく感じそうなものですが、不思議とわざとらしさや違和感はありませんでした。あれだけ馴染んで聞こえたのはひとえに脚本とキャストの方々の力だと思います。松平健さんをはじめとした面々はさすがの貫禄で、言葉回しだけでなく装束についても現代日本にこんなに似合うかたがいるのか…?と思ってしまったくらいです。テレビで観ている時代劇、あれがそっくりそのまま舞台になっているかのようだと言えば伝わるでしょうか?着られているのではなく着物をしっかり従えて着ている感じ、静かな迫力があって一段どころでなく別世界でした。

 特に松平さんで感じたこととして、音量を抑えていても朗々と響くのもそうですが、その落ち着いた低い響きが人物の存在感そのものを重くするって凄いことだと思います。それでいてもちろん彼には重苦しさではなくて転生した爽快感とか戦の前の高揚感もあって、なんだか思い出しているとまた松平さんの柳生宗矩を観に行きたくなってきました(O_O)岩浅重成/真砂京之助さん、宮本武蔵藤本隆宏さんにも似たことが印象に残っていて、中でも真砂さんは宗矩に武蔵のことを告げた後の高笑い、藤本さんは台詞を発する際の呼吸のつよさ(お腹部分の着物の動き幅が大きかった)に驚きました。うーんうまく言葉にできないなあ。とにかく人物の強さ、存在の大きさに説得力があって素敵でした。

 

魔界転生の人物

 とにかく出てくる人物皆がそれぞれに魅力的で、ヒールがかっこいいとヒーローもより輝くのは本当だなと思います。

天草四郎

 溝端さん演じる四郎はまさにカリスマ的存在で、生前も転生後もこの人にならついていってしまうなと思わせる雰囲気がありました。これまでドラマも舞台もきちんと観たことはなかったんですが、こんな素敵な演技をされる方ならもっと早く観ていればよかったと思います。キリシタン指導者天草四郎としての清らかさややさしさから一転、魔界衆の頭領として悪の道を突き進む姿は禍々しく苛烈でした。それでもまっすぐ芯の通った涼やかさがあるのは溝端さん自身の性質なんでしょうか。四郎の衣装もとても似合っていて、月並みですが綺麗な顔の人だな…と思います。それと飛翔中の姿勢と表情が好きです。空中でも地上でもマントをはためかす動作が優雅なのも好き。

 時間が経つにつれ他の魔界衆が理性を薄れさせていく中、淀君の姿や自分勝手な仲間たちに悩む姿はいっそ人間らしさが深まっているように思えました。どれだけ突き進んでも家族のことは気にかけていたり、(自分が贈られたのと同じものだと気づいていたかはわかりませんが)ロザリオひとつで甚八を見逃すためらいが生まれたり、魔界転生すると本性がよくわかると言うのなら四郎本来の優しさが出てきてしまったのかもしれないとすら感じます。そもそも四郎自身の未練や無念というわけではなく、民のことを背負った無念に思えるのもあって…。人のためという意味では秀頼が幸せだったことや最期の言葉を知って成仏した淀君と似ているのかも?

 最初に観たときはラスボスなのにあっさり諦めすぎじゃない!?と思っていたんですが今回はむしろ粘ったなと印象が変わりました。前回は遠くから観ていたからかな…原作では四郎がリーダーではないというパンフレットの文章を読んで納得したのもあります。最後のほうは自由人と将門公に挟まれた中間管理職みたいな立場になってましたね。頑張れ四郎………

 柳生十兵衛

 対する人間側のリーダー柳生十兵衛上川隆也さんは、どっしりと落ち着いて何事にも動じない大木のような方でした。周りの若い人がわたわたする中、お品さんと並んで冷静な姿は安心感と頼りがいがあってまさに皆を率いるリーダーだったと思います。それでも何を考えているかはわからないし、掴もうとしてもかわされてしまうし、宗矩のいう「空っぽの男」をまさに体現した姿ではないでしょうか。何がそう感じさせるのかはわからなくて、でも確かに捉えどころのない人という印象を持ちました。愛されてるのに放っておいたらふっと消えてしまいそうな危うさ、こわさがある人だと思います。

 根津甚八

 もう一人捉えどころがないと感じたのが村井良大さん演じる根津甚八です。村井さんは『99才まで生きたあかんぼう』しか拝見していないのですが、派手な起伏によらない情熱的な演技がとても素敵な方だと感じています。

 今回も真っ直ぐな芯の通った心がありながらひょうひょうとして気ままに見える甚八が、だんだんコミカルさを封印して淀君への悲しみを抱える過程に胸が苦しくなりました。大袈裟な表現じゃないのにひとつひとつが刺さる感じがするのはなんなんでしょうか。特にお品さんへの「ごめん」は痛切で泣けてきます。ラストで立ち去ろうとする十兵衛に「やっぱり俺旦那と」って咄嗟に叫ぶ後ろ姿の切迫感が本当に甚八はここで生きるのが好きだったんだと思わされてしんどくて…ここで十兵衛を行かせたら死んでしまうって直感してるように聞こえました。考えすぎかも知れないですけど…

 いろんな人を喪ったからこそ、もう一人も死なせたくない人な気がして…あ~~やっぱりちゃんと真田十勇士の円盤見ます!できれば舞台版が見たいけれどなかなか見つからず…数年違いで手に入らないのは悔しいですね。それはともかく甚八のここへ至る経緯を知りたい。彼の表に見せない部分を知りたくなる位魅力的な人物でした。

 北条主税

 反対に気持ちいいほど全力にわかりやすいのが北条主税/松田凌さん。絵に描いたようないい人っていうか、憎めない人でした。いつも全力でぶつかっていって、傷ついたり迷ったりするけど信じることは絶対にやめない強さと度量のある彼だからこそ、最後に坊太郎を止められたんじゃないかと…。

 長崎へ派遣される十兵衛のお目付役に主税が選ばれたのもわかる気がします。真面目に物事に向き合う主税は必要とあれば師である十兵衛にも臆することなく意見し、おのれが正しいと思うことを貫く人です。女郎部屋でのやりとりも真面目一徹って感じでとても若いしかわいい。しかも頭の回転が早く融通はきくって最高ではないですか。自分の身近にいたら絶対構い倒して嫌われるパターンのキャラクターだと思います。

 魔界転生した友人に「明日からは正しい道を歩むと誓ってくれ」なんて呼びかけた人は主税だけでした。彼を殺し、生き返って人生を楽しもうとしている未来を奪うのでもなく、坊太郎がそうしたいのなら一緒に生きると表明するなんてどうしてできるのでしょうか。どう見てもまともじゃないし、既に間接的にとはいえ同門の朋を殺されているにも関わらず受け入れようとするこのふところの深さ。敬愛した淀君の自分以外の人の手での成仏を願った甚八、父と戦うしかなかった・四郎の恨みを終わらせようとした十兵衛、どうにか殺し合いを避け共に生きようとした主税。三者三様の向き合い方のどれが正しいとか良いとかいうことではなく、主税なりの答えがそれだったんだと思います。

 主税が提示した道をもう坊太郎は選べなかったけれど、それでも斬り合う覚悟を決めた上で「来世で、また友となろう」と呼んだ声は届きました。最初に書いたように常に全力で相手と向き合う主税だからその言葉が嘘ではないと伝わったし、周りがどうであろうと坊太郎を信じた想いが彼の無意識下の魂に響いたんだと思いたいです。 

田宮坊太郎

 その田宮坊太郎は本当に、ひたすら、とんでもなく可愛かった………。生前はとにかくほんっとうに病気に思えるほどでハラハラしたしあんな形で死んでしまうのが悲しかったけど、転生してからはとにかくハイテンションで元気に走り回れることが嬉しくて仕方がない!みたいな子供っぽさ・幼さがかわいくって。体の年齢がすこし巻き戻ったぶん、精神年齢も低くなったような気がします。転生して通路から上がってくるとき、通路できょろきょろしながら笠の下が満面の笑みだったんですよ!一人でU.S.A踊っちゃうし(笑顔すぎて笑った)、なんかキャッキャしてるし、かわいいが極まってました。でも十兵衛と対面したときの「ようやく自由に生きられると思ったら、体が死の病に侵されていた」(うろ覚え)ってところのスッと雰囲気が変わった姿が彼の本性、というか本音だと思います。ずっとずっと明るく振舞って実際楽しかったとしても、根底には他の人と同じように生きられなかった悔しさや恨みが渦巻いて積もっているのがあの一瞬だけ表にあらわれた気がして。変な話ですが、あの瞬間坊太郎の周りだけ温度が下がったように見えました。

 2回目に観たとき医者を呼びに行った主税へ「ちか……らぁ」と呼びかける声がひたすら切なく聞こえたのは、あのまま看取って欲しかったのかもなあと思うようになりました。あの手の伸ばし方は医者を呼ばせたくないっていう気持ちも勿論あったのでしょうが、純粋にその場を離れないでほしかったんじゃないかとも見えたんですよね。荒木殿が迎えに来たとはいえ一人ぼっちで死なずに済んだら、もしかしたら魔界転生しないで来世の約束をして安らかに死ねたのかもとか。坊太郎に夢見てます。

 あと私は坊太郎の人の名前の呼び方がとても好きで、「抜け、主税」「先生ぇつよい〜!」「十兵衛セェンセ」とか胤舜と荒木殿がなくなったときの慟哭が特にいいなと思います。他の魔界衆よりも人懐こくて、特に胤舜に対しては淀君が復活したときにビビって背中に隠れたり勢揃いシーンでちらちら見ながら真似してたり、子供と大人という感じで微笑ましい。仲間意識、もしくは人と人としての繋がり、ビジネスライクではない感情を持っていたのは魔界衆の中で唯一坊太郎だけなんじゃないかなあ。

 淀君の死に対しては全くショックを受けなかった坊太郎が胤舜と荒木殿の死にはとても敏感に反応していたのが何というか、彼のやわらかい?ところだなあと思うんです…。

 なんだかんだで四郎を除いたら最後まで生き残ってしまったのが坊太郎で、もう荒木殿が死んだ次の登場時は今までのエネルギーが嘘みたいに虚ろな目をしていました。彼の死をきっかけに何か彼の生きがいみたいなものがぷつんと切れてしまったような気がします。そもそも彼は強いていうなら「十兵衛先生に『強うなったな』と言ってもらう」「自由に生きたい」以外の強い欲求がわからないので、2つともそれなりに叶ってしまった今好きな人たちと楽しく生きているのが一番の生きる目的になっていたんじゃないかと。だとしたらその2人がいなくなって、何のために戦ってるのかもわからなくて、あーもう四郎がこの世界を滅ぼしてくれるしどうでもいいかぐらいの無気力に堕ちてしまったのではないでしょうか。そこでかつての同門の人たち(特に主税)が自分に"田宮坊太郎"という人間に意味を持たせる形で真っ向からぶつかってきたから、どうしようもない苛立ち、やり切れなさ?いい加減にしてくれ、もう放っておいてくれみたいな仕草とヤケクソ・捨て鉢感が出たのかなと…。

 死んで蘇った自分が異質な存在であることも、真っ当に生きていけるはずのないこともうすうす気づいていて、ずっと見ないようにしていたものが最後に突きつけられていたような気がします。でもそう思っていたのは自分だけで主税はそのままの坊太郎を認めようとしていた。だからこそ逆に来世に希望を託し、死ぬべき自分を認めてもう生を終えようと思うことができたんじゃないかなとかゆるゆると考えています。坊太郎のことはまだまだわかりません。わからないけどこのキャラクターに出会えてよかったし玉城さんの作り上げた田宮坊太郎が大好きです。愛ですね。

 主人に振り回された人たち

 他にもKISSとか某閣下みたいなメイクなのに妖艶な小十郎/蒼木陣さん、宗一郎/町井祥真さんも大好きです!転生前も好きですけど転生後のちょっとナルシスト入ってる感じも大好き。「あ〜、魔界衆で よかった😏❤︎」は全体の中でも好きなセリフ上位です笑 アクロバットも凄かった〜!胤舜が憑依したかなり雄々しいっていうか男っぽい感じもかっこよくてそういう系統の2人だったバージョンも観てみたかったかも。強そう

 山口馬木也さんの由比正雪に渡京を思い出したのは私だけではないはず!笑 最初は得体の知れない雰囲気がまだ残っていたのに命からがら逃げ出してからは完璧なギャグキャラになっていて愛おしいです。何気に苦労してるけど門弟からの信頼は厚そうだったしあんなに人が集まっていたなら先生としては優秀だったんだと思います、多分…。

 物凄く濃い面々の中でひたすらいい子というか、振り回される柳生門下生と又十郎の存在は癒しでした。ただ小栗丈馬/栗山航さんの顔芸と柳生十兵衛木村達成さんのメイクはどうしてああなった…?あれだけ人数がいて生き残ったのが主税と又十郎だけというのは悲しいですね。みんないい人たちだったのになあ…

 個人的に木村達成さんは海堂薫のイメージがすごく強かったので、全く違うタイプの人物でいい意味で驚きました。まだ幼い面がありながらも素直でまっすぐな又十郎が好きになったし、最後の兄上、という叫びが今まであまり彼の悲しみの感情を感じてこなかっただけに実感こもってつらくて(マイク入ってたか記憶が怪しいのですがアドリブじゃなく台本ですよね?)あのセリフで幕が下りるのはとてもいいなと思います。すず、又十郎、主税、そして甚八で、支え合って生きていってほしいです。 本当は一人一人もっと書きたいシーンとかもあるんですが、まとめてしまってごめんなさい…

 

とにかく魔界転生を観てほしい 

 今年は個人比でそこそこの数の演目を観てきましたが、その中でも魔界転生はベスト3に入る作品でした。こんなに楽しくてまた観に行きたくなって、もっと観ていたいと思う舞台に出会えて幸せです。本当にどこを観ていても楽しい部分があるしきっと更に観れば観るほど発見も増えて、後悔しないんだろうなと思っています。

 いちばん嬉しかったのは、休憩中や終演後に「坊太郎の人よかったね〜」という声を複数聞けたことでした。普段観にいく舞台とは客層が違う印象で、今まで玉城さんを知らなかった方にもこうして広がっていく機会があるのはとてもうれしいなと思います。玉城さんの演技も坊太郎も大すきなので、ファン以外にもそう感じた方がいらしたことが何よりも幸せです。しかも板の上の姿でよい印象を残しているってことは、次の明治座での阿国にまた来てくださるかもしれないという期待もあって。もちろんたまたま私がそういう方のそばにいたり、外の幟を撮っていたりしたからそういえばと話題に出しただけかもしれないですけど、それでも聞けてよかったと思います。魔界転生を機に、ぜひまた玉城さんの出演される作品を観にきてくださったら嬉しいです。

 

 まだ東京明治座が明日からの3日間5ステージ、大阪が6日間9ステージ残っています。観に行けることに羨ましさもありつつ、まだ迷っている人がいればぜひ足を運んでいただきたい気持ちでいっぱいです。少しでも多くの方がこの作品を観て楽しめるよう願っています。

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RedBeard