Run, Run, Run and Run

舞台俳優ファンの観劇記録

髑髏城の七人<下弦の月>:④一年前の髑髏城

 だいぶ日が経ってしまいましたが、髑髏城の七人Season月 下弦の月公演初日1周年おめでとうございました。メタルマクベスもいよいよ今日で大千秋楽ですね。年明けは上弦も放送されるということで、ますます懐かしい気持ちになっています。

 WOWOWで放送された劇団☆新感線特集の月・極編も見たんですが、久しぶりの映像と音楽だけでもいろいろ感情がぶり返したので本編が放送されるのが待ち遠しいやらこわいやら…改めておそろしい作品だと思いました。

 

 

 去年の11月25日は赤坂ACTシアターでスカーレット・ピンパーネルを観て、そこから豊洲へ移動して髑髏城でした。

 早く着きすぎてソワソワしていたことも、楽しみだった気持ちもまだはっきりと覚えています。あれから1年いろんなことがありましたが、あの作品から受けた衝撃や思い入れは今でも変わりません。

 とにかく「何だかわからないけれどとんでもないものを観てしまった」というのが客席を立って真っ先に思ったことで、言葉が浮かばないほど圧倒される一方でひたすらドキドキしていたことを思い出します。当時の自分のツイートやメモ書きを遡ってみると、ものすごいことが始まったワクワク感や興奮が溢れていて本当にここが幕開けだったんだなあという感じです🌀

 気づいたら毎週のように豊洲へ行って4時間があっという間に過ぎて、観るたびまたすぐに戻りたくなって、毎回いろんな気づきが増えてどんどん目が足りなくなって、いつも髑髏城のことを考えてました。Judas Priestの曲を購入して聞いていたのも懐かしいです。

 最初の方は直前でも買えたチケットがだんだん取りにくくなって、下弦出演者のファン以外の方からの高評価を見かけると勝手に嬉しくなったりもしていました。

 本編自体もどんどん進化したり自由度が増したりしていって、特にだんだん激しくなる木村さんと中村さんのアドリブには何度も何度も笑わされましたww 宮野さんのツッコミも冴え渡って、1幕はひたすら笑いに溢れた幸せな時間だったと思います。2幕のしんどさやどうしようもなさも相俟って1幕の平和さが余計愛おしいというか切ないというか、そんな気持ちが後半にかけて強まっていったのも思い出されます。

 

 気づけばすっかり下弦の世界の虜になっていて、下弦漬けの3ヶ月が夢のようでした。

 

 改めて1年前を思い起こすと、最高の2017年締め・2018年開けだったと思います。

 クリスマスも観劇納め&初めもバレンタインもステアラで迎えられてあの頃の自分はなんて幸せだったのかと考えざるを得ません(笑) 本当に熱狂してたな〜って感じです。

 スクリーントラブルを目の前で見て本当に明日からどうなるのか心配したこと、そして振替公演でその日の方々と再会できたこと。

 日々変化する演技のひとつひとつが大切に思えて輝いていたこと。

 大千秋楽の最後の最後に肩を組んで笑い合う捨天蘭の3人が見られること。

 なにより、自分にとってこんなに懐かしくて大事な舞台になること。

 去年の11月25日には知らなかったことを、過去の自分は3ヶ月掛けて知っていけたのがただただ羨ましいです。

 

 またそんな作品に出会いたいような下弦チームの髑髏城を超える経験はしたくないような、そんな複雑な気持ちです(笑)

 私にとって唯一無二の作品であることは変わりないんですが。

 今年を振り返っても、髑髏城の七人Season月 下弦の月の公演は間違いなく思い入れという点でトップにいる作品でした。 

 

f:id:RedBeard:20181126173719j:plain

 大千秋楽のお煎餅。

 一生記憶に残るであろう作品と、最高の3ヶ月間を本当に本当にありがとうございました。3月のWOWOW放送を心から楽しみにしています。

 

 今年最後の更新になるかもしれませんのでご挨拶を。

 本年は当ブログに足を運んでくださり、本当にありがとうございました。

 新しい年もどうぞ宜しくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

 

🎍RedBeard🎍